2023年9月不動産投資の収支公開【見ずに買う人たち】

正直な不動産投資の中身

10月に入り今年も残り3ヶ月になりました。今年の目標は何か達成できたでしょうか?私としては年1棟の購入を最低限の目標にしていたので、とりあえずは合格です。

焦って基準に合わない物件を毎年買うよりも、良い物件を2、3年に1棟買うほうがお金が残ったり安心感があったりします。融資総額だけにとらわれずに、どんな人生を送りたいのか考えてそこから逆算すると良いでしょう。

買っても苦しくなって人生が自由にならない物件もたくさんあるので、じっくりと腰を据えて物件を探したほうが今の時代に合っています。

あとは子連れでの海外旅行に比較的行けるようになったので最近は毎月のように旅行をしています。詰め込み過ぎると疲れてしまうため、海外旅行は行くにしても多くて月1回か、2ヶ月に1回くらいがペースとしては良さそうです。

それでは今月の収支報告です。

■運営物件 11棟 152戸中 現在145戸(入居率 95.4%)

入居申込4、退去連絡4

※入居が半月以上ない場合には空室とみなしています。

青字がプラス、赤字がマイナスです。

①家賃収入(いわゆる売上げ) :1007万円

②管理会社に支払う管理手数料 :45万円

③修繕費、原状回復、リフォーム費用:6万円

④仲介業者に支払う広告費:6万

↓ここから毎月ほとんど変わりません。

⑤共用部電気代及び灯油代:8.7万(電気)

⑥共用部水道代:1.7万

⑦エレベーター電気代:4.7万

⑧エレベーター管理費:6万

⑨定期清掃代(貯水槽清掃も含む):16万

⑩消防設備点検(ひと月換算):2.7万

⑪インターネット費用:17万

↑ここまで毎月ほとんど変わりません。

⑫町内会費:14万

⑬敷金返還:なし

⑭返済総額(元金+利息):465万

(今月の税引前キャッシュフロー(固定資産税控除前):410万)

■今月の税引前キャッシュフロー(固定資産税控除後):311万

【⑮固定資産税(ひと月換算): 99万

現地視察で危険回避や新しい情報を得る

前回は1億円の物件を買うのに収支計算、シミュレーションをせずに買ってしまう人がいると書きました。他にも危険な行為として現地に見に行かずに億単位の物件を買ってしまう人がいます。
 
これは銀行側にも問題があるのですが、融資がジャブシャブの時には誰も現地を確認せずに購入しているケースがありました。特にスルガ銀行全盛期の時には、投資家も仲介業者もスルガ銀行も現地や現物を確認せずに融資していました。
 
その時代に比べるとこれまで異常だった業界が少しずつ元に戻ってきています。私はどんなに忙しくても現地に行きます。物件自体を見ることで管理の状況だったり、概要書からは分からない情報が得られます。
 
先日も物件を見に行ったところ、建物の裏にある柱に大きな亀裂が入っていて、タイルが落下しそうな状態でした。これは売主や仲介業者も知らない状況でした。しっかり修繕しようとすると足場をかける必要があり、それなりの修繕費用が発生します。
 
そういった相手も気づいていない箇所があった場合にはそれを理由に価格交渉できる場合がありますし、修繕費用を加味するとあまり儲からないので購入を見送るという判断もできます。最近は昔ほど融資が出にくいため、スピード勝負ではなくて少し時間をかけて勝負ができます。大きな痛手を負わないためにも現地を確認してから購入することを強くお勧めします。